今回は、「大学入試センター試験」についてお話したいと思います。
1月15日(土)と16日(日)の2日間、大学入学共通テストが実施されました。
昔話にはなりますが、私も高校3年生の時、大学入学共通テストの前身である大学入試センター試験を受験しました。当時はとても緊張したのは覚えていますが、試験の内容はまったく覚えていません。試験日にたぶん雪降ってたような気がするくらいです。
【失敗談】センター試験の結果は散々だった。国語90点/200点、リスニング18点/50点
センター試験は思うような結果を出すことができませんでした。
国語は5割に満たない200点中90点。英語のリスニングは4割に満たない50点中18点。正直、ショックでした。。。(笑)
土日のセンター試験を独特の緊張感のなか終え、翌日の採点でずっこける。なかなか堪えました。周りがいつも通り良い点数を取った声が聞こえてきたのもより焦りを生み出したのかもしれません。
頭が真っ白になって、逃げ出したい思いでいっぱいでした。
今回の大学入学共通テストでも同じ境遇の人がいるのでは?
大学入試センター試験に変わって2021年1月に導入された「大学入学共通テスト」は今回が2回目。
1月21日に公表された平均点等一覧(中間集計その2)を見ると、数学が圧倒的に難しかったようです。数学Ⅰ・Aの平均が37.96点、数学Ⅱ・Bの平均が43.06点となっており、数学で点数を稼ごうと考えていた人にとっては思うような結果が出なかった人も多いのではないでしょうか。
自己採点をしてみて冷や汗が出てくる感覚は非常によくわかります。まったく心地のいいものではないし、ただただ「どうしよう。。。」と絶望感に潰されかけます。
結論、なんとかなるよ
センター試験に絶望した当時高校3年生の私ですが、いま振り返ると「なんとかなるよ」と昔の自分に伝えたいですね。
かれこれ11年ほど前の話ですが、11年という月日を経てみて思うことは、結論なんとかなるってこと。確かに当時苛まれた沈黙下の絶望は耐え難いものでした。が、いまは楽しく生活することができています。
ではなぜ、今なんとかなっているのか。自己採点で撃沈した時期を思い出しながら考えてみると、当時表には出しませんでしたが、気持ちの面が大きかったのかと感じています。強い気持ちを持てたことが良かったのかと。
結局気持ちとか気合の話になってしまいますが、世の中気持ちで勝敗が決まることも多く存在するでしょう。
自己採点で撃沈後に意識した気持ちの持ち方
自己採点ほど嫌なものってないなと今でも思うんですが、実際に点数が悪いとさらに気持ちが沈んでしまいます。ただ、当時の私は2月には二次試験が控えていたため、くよくよしている時間はありませんでした。とにかく前へ走らなくてはいけなかったのです。
当時はひたすら一生懸命だったので自分を俯瞰することはできませんでしたが、いま振り返ってみると高校生にしてはうまく自分の気持ちをコントロールできたように思います。
その時に意識していた気持ちの持ち方がこちらの3つです。
- 速攻で切り替えること
- 最後まで諦めないこと
- 下剋上を起こす気概を持つこと
速攻で切り替えること
まず大切なことは、センターの自己採点をズルズル引っ張らないことだと思います。
なかなか難しいのは承知ですが、できる限り早い段階で切り替えをすることが大切です。
あの問題でこっちを選んでればよかった、とか、直前で回答を変えたら間違った、とか、考え始めるとキリがありません。過去のことは過去のことなので、反省しすぎてはいけません。
自己採点の結果をズルズル引っ張らずに速攻で切り替える方法としては、すぐに本屋さんへ行って赤本を買うことがおすすめです。
実際私も、自己採点の結果がわかった月曜の夕方学校帰りに本屋さんへ直行し、赤本を購入しました。赤本を手にしたことで、「切り替えてやるぞ!」という気持ちの切り替えをすることができました。
最後まで諦めないこと
こちらも気持ちの話ですが、とにかく最後まで諦めないこと。最後までとは、二次試験の最終科目の「試験終了」という号令が聞こえるまでです。
それまではとにかく諦めてはいけない。すきま時間を作っては必死で二次試験対策に没頭しましょう。周りにも流されてはいけません。周りの雑音は完全にシャットアウトするのです。
今日は勉強やらなくていいかな、なんていう弱い自分が時折囁いてきますが、最後まで力の残す限り悔いのないようやり込んでいきましょう。長い人生の数ヶ月の辛抱だと言い聞かせて、体を起こし強制的に机へ向かう環境を強制的に作るのです。
ちなみに当時の私は、家だと集中できなかったので職員室の横にある机を使って残り1ヶ月は勉強していました。先生からの視線を勉強に向かう強制力として使っていました。
二次試験当日は、会場へ行く間のすきま時間や開場までの待ち時間、お昼ごはんの時間を活用して最後の詰め込みに使いました。
下剋上を起こす気概を持つこと
試験とは最終的に合否を判定するもので、合格する人もいれば不合格になる人もいます。中学受験で不合格という人生初の通知を受けた私にとって、その事実は大きな影響を与えてくれました。
つまり、試験とは「勝負」だということです。
二次試験までの残りの期間、試験とは明らかに勝ち負けが発生する勝負なのだとほぼ毎日のように言い聞かせていました。
センター試験で思うような点数が取れなかった私は、二次試験で多くの点数を取り逆転するしかなかったからです。
「親元を離れて独りで生活したい」というモチベーションは、いくらセンター試験の結果を受けて第一希望がC判定だと言われても揺るぎないものでした。
絶対に二次で逆転して、試験で合格を勝ち取り、一人暮らしをスタートさせる。そんな気概を持って二次試験までの期間を過ごしていたような気がします。
「あーでもない」「こーでもない」と色々言うことは試験が終わってからやればいいことだと当時を振り返ってみて思います。
最後に。
今回のセンター結果が思ったより良かった人も思うような結果が出せなかった人も様々でしょう。
ただ勝負はまだ終わっていません。私がよく感じることは、結局最後まで続けている人や最後まで諦めずトライし続けた人が勝者になるという事実です。多くの人が途中で諦めたり自然と離脱したりしていきますから。
大事なことは、今やれることを精一杯120%でやること。最終的に勝敗が決まってしまいますが、準備の過程で自分と向き合いながら120%の力を出せたなら、その後もなんとかなります。笑
適当かもしれませんが、案外マトを得ていると私は思います。
ぜひ最後まで力の残す限り、試験という勝負に向き合ってください。