今回は、職場の飲み会で学んだことをお話ししていきます。
コロナ禍で飲み会はなくなりましたが、コロナ前は職場での飲み会も多くありました。
- 毎週3日程度
- 月曜から飲み会
- 毎回3次会以上
- 0時越え
が当たり前だった時代。自分でもよくやっていたなぁと思います。
職場の飲み会にほぼ皆勤賞で参加していた私ですが、飲み会ではたくさんの学びがありました。実は、社会人の飲み会って結構学びになるんですよね。
コロナ禍で社会人になった方はなかなか職場での飲み会の機会がないはずです。コロナが収束した後も飲み会の頻度は増えてはいかないでしょう。
が、職場のようなかしこまった場での飲み会も悪いことばかりではありません。職場飲みでは、たくさんの苦い経験や怒られた経験がありますが、いま振り返ると学び多き機会だったと痛感しています。
飲み会の雰囲気は、所属する組織や部署、メンバーによっても変わります。
飲みの場の振る舞いなんて大したことじゃないようで、日本社会で生きていくためには案外大事なことだったりします。
知っててあえてやらない。なんて選択を取れればラクに立ちまわることができるようになるはずです。
ただ、今回紹介する作法は、私が勝手にやってきたことなので良し悪しはあまり気にせず、あくまで参考って感じで受け取ってもらえれば幸いです。
職場の飲み会で学んだ作法
私が職場の飲み会で学んだ作法を並べます。
準備編、当日編、締め編の3つに分類してまとめました。
- 【準備編】飲み会前日まで
- 【当日編】飲み会開催日
- 【締め編】飲み会翌日
【準備編】飲み会前日まで
まずは、「準備編」。
飲み会前日までにやっておくことです。だいたい飲み会前はこんな感じの準備をしていました。
- 飲み会の人数に応じた場所決め
- 役職に応じた予算決め
- 予約する
- 飲み会案内のチラシ作り
- 参加者名簿を作る
- 昭和時代の歌をYouTubeで見る
飲み会前日までにやっておくべきことは、「店決め」と「参加者とりまとめ」が主な業務。人数が多くなればなるほど、お店が限られてくるため、早め早めの準備を心掛けていました。
ワンポイントアドバイスとしては、2次会以降のカラオケに備えて、事前に選曲をしておくことですね(笑)参加メンバーによっては、昭和の曲を数曲歌えるよう飲み会前に準備したこともあります(笑)
【当日編】飲み会開催日
次は、「当日編」。
飲み会当日はやることがたくさんあります。
慣れてくれば、自然と当たり前にできましたが、社会人1年目の頃は動きがまったくわかっていませんでした。
何度か飲み会中に怒られたのが懐かしい(笑)呼吸のように飲み会の作法が繰り出されるようになれば職場飲みのプロですね(笑)
- 開始と締めのあいさつをする上司に事前に断りを入れる
- コースで料金が決まってる時は、参加者名簿をもとに事前集金
- お店に一番に行く
- 座る位置のある程度のイメージをする(上司を奥に座らせる)
- 注文を取りやすい自分の席の確保
- 定刻前にまだ到着していない人を確認する
- 定刻になったら先に始める(ダラダラ待たせない)
- 全体に声をかけて、開始のあいさつを振る
- 寄付をいただいた人の紹介
- しばしご歓談をしてもらう
- コースでない場合、食べ物の注文は積極的に(野菜も忘れず)
- 焼酎のボトルが入っているお店は水・氷・お湯のセットを準備
- 水割り、お湯割り、ロックの希望を聞く
- 水割りは濃さの希望を聞く
- お湯割りは先にお湯を入れる(マドラーで混ぜない)
- 常に周りのグラスの減りをチェック
- 飲み会の途中で紹介等のイベントがある場合は時間を決めておく
- 時間のチェックと時間がきたら進行する
- しばしご歓談タイムに入る
- ボトルが無くなったら上司に一言断ってボトルを入れる
- おしんこうは飲み会の途中で頼まない
- 締めのあいさつの前に会計を済ませておく
- 締めのあいさつを振る
- 荷物の忘れ物がないか最後に店を出る
- 2次会参加のメンバーと人数によってお店の場所選び
- 間延びしないようサクッと店を決める
- 3次会参加のメンバーと人数によってお店の場所選び
- 間延びしないようサクッと店を決める
- 終電を確認しておく
- 終電前に一声かける
- 駅近くまでお見送り、駅で解散
- 必要に応じてタクシーを探す
飲み会当日にやることは、「テキパキと動くこと」ですかね。全部を全部、完璧にこなすことはできないので、先を読んでテキパキ動くことが重要だと思います。
飲み会当日に、飲みの場で説教をくらうことも結構ありましたが、「めんどくさ」と流さずにガッツリ聞く耳を持つようにしていましたね(笑)子供の頃から父親に怒られすぎて、怒られ慣れしてたのかもしれません(笑)
ありがとう、父ちゃん!(笑)
【締め編】飲み会翌日
最後は、「締め編」。
飲み会の翌日は、当日よりも大事です。
飲み会当日に比べるとやることの数は少ないですが、翌日の振る舞いはよく見られていると意識していました。
飲み会当日は、やることが多すぎる上に、気疲れやお酒の酔いで平日飲みはかなりハードに感じるかもしれません。
それゆえ、翌日は緊張の糸が切れてしまう場合があります。
ただ、体力的にもキツい飲み会翌日の振る舞いは、結構大事で、多くの上司がチェックの目を光らせています。(笑)
だからこそ、と言っては何ですが、私は当日の振る舞いよりも翌日の振る舞いに重きを置くよう意識していました。
- いつもより早い電車で通勤
- 前日の参加者に朝イチであいさつ
- 会計を参加者にメールで送信
- 朝からゴリゴリ仕事する
やることは少ないので内容だけ見ると簡単そうに感じます。ただ飲み会が終わった翌日の午前中にこれらをしっかりやろうと思うと、なかなか難しい。からだにムチを打たないと平然とやり遂げることはできません。
最後に。
コロナによって飲み会がなくなった今、職場での歓送迎会すらも自然消滅しつつあります。職場の飲み会でここまでする必要はあるのか、と疑問に思われるかもしれませんね。
ここまでやる必要があるなら、職場の飲み会には参加したくない、と考える人も増えるでしょう。
事実、職場の飲み会をこれまで断れなかった人は、コロナによる飲み会自粛をプラスに捉えているのではないでしょうか。
コロナが収束した後、職場の飲み会が以前まで戻るとは到底思えません。と考えれば、私が社会人になって数年の期間は非常に貴重な経験だったのではないかと思い、今回書き記してみた次第です。
数年後、数十年後に、「昔の飲み会」という形で化石化した歴史上の話になっているかもしれません。(笑)
それはそれで、結構面白いかもと思ってしまいます。
いやぁ、学びが多かったぁぁ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。