生活

持ち物を極限まで減らせば見えてくる世界

2022年2月4日

持ち物を極限まで減らせば見えてくる世界がある。

モノであふれる現代に逆行するようですが、持ち物を減らすことは新たな世界を開拓してくれます。

私は現在、持ち物を減らしている途中で、できる限りモノを持たないことを目標にしています。断捨離ですね。

以前は多くのモノを所有していました。モノをたくさん所有していると安心感は得られます。

ただ、持ち物が多いと

  • 場所を取る
  • 探す時間がかかる
  • 持ち物が把握できない
  • 家の中が汚れる

といったデメリットも感じていました。

そこで、いっそのこと「持ち物を減らしてみよう」と、数年前から少しずつモノを減らしているところです。

モノを減らし始めた当初はモノが減っていくことへの不安がありました。しかし、今はモノがないことに対する不安は徐々に薄れています。

それよりも、持ち物が少ないことに気持ちよささえ感じるようになってきました。モノが少ないことの恩恵に気づき始めたからです。

そこで今回は、持ち物を減らしていく途中で感じたことを書き記します。

理想はモノに囲まれない生活。しがらみを極力減らすことです。持ち物を減らすと見えてくる世界があると思います。

持ち物を減らすと見えた世界【実体験です】

持ち物を減らしていくと、その恩恵を感じる機会が増えました。得られた体験をここにシェアします。

  • たくさんの持ち物は必要ない
  • 部屋や生活が整理整頓される
  • 視覚的情報の負担を抑えられる
  • モノを探す時間を減らせる
  • モノを維持するコストは高いことに気づく
  • モノへのこだわりが出る
  • モノ持ちが良くなる

1)たくさんの持ち物は必要ない

1つ目は、「たくさんの持ち物は必要ない」ということ。

これだけモノが溢れまくった現代において、モノを持たないことは簡単ではありません。ついつい爆買いをしてしまい、知らぬ間にモノが増えている経験がないでしょうか。

ただ意識的に持ち物を減らしていくと、それほどたくさんの持ち物が必要ないということに気づかされます。生きていく最低限の持ち物なんてたかがしれていて、それ以上は過度な贅沢品だということに。

身につけるモノだと、これくらいで事足ります。もっと絞りたいくらいです。

  • 下着(上下)各4枚
  • 靴下4足
  • ズボン2本
  • ハンカチ4枚
  • スウェット2枚
  • 靴2足
  • 腕時計1本
  • スマホ1個
  • メガネ2本
  • リュック1個

2)部屋や生活が整理整頓される

2つ目は、「部屋や生活が整理整頓される」ということ。

持ち物が減ると、生活環境が整います。清潔で綺麗な環境が整うので気持ちがいい。個人的にごちゃごちゃしているより、綺麗に整っている方が好きです。

「机の乱れは心の乱れ」とはよく言ったもので、その通りだと思います。

ただ片付けることが苦手な私は、意識していないといつの間にか机が乱れている、、、なんてことも日常茶飯事。

だからこそ定期的に意識して整理整頓する必要があるのですが、そもそも持ち物が少ないとその手間が減るので気に入っています。

3)視覚的情報の負担を抑えられる

3つ目は、「視覚的情報の負担を抑えられる」ということ。

持ち物が減ると、自然と視覚に入る視覚的情報を大幅に削減することができます。

人は知らぬ間に1日35,000回もの判断をしているとの報告もあるほど。このことは過去の記事でも紹介していますが、35,000回もの判断を1日でしているとすれば脳みそが疲れるのもわかります。

この判断回数は、持ち物の量によっても差が生まれるのではないかと考えています。モノで溢れた環境で生活する人と、モノが少なく整理整頓された環境で生活する人では、明らかに視覚的情報量が変わりますよね。

4)モノを探す時間を減らせる

4つ目は、「モノを探す時間を減らせる」ということ。

持ち物が多いとよく発生するのが、「これどこにある?」という会話。探し物がすぐ見つからず、モノを探すことに多くの時間を費やす現象が頻発します。

1日10分モノを探したとして、1ヶ月で300分。月に5時間もの時間も探し物に使ってしまいます。期間が長くなればなるほど、探し物をする人としない人に生まれる時間の余裕は変わってくるでしょう。

この状況が1年も続けば、60時間もの差になるのですからバカにできません。

5)モノを維持するコストは高いことに気づく

5つ目は、「モノを維持するコストは高い」ということ。

持ち物が多いということはすなわち、持ち物を保管管理する場所が必要だということです。

広い邸宅だったら問題ないのかもしれませんが、私が住む狭い部屋だとモノを保管する場所の確保が難しくなります。

都内の新築マンション平均価格がバブル越えの「6260万円」というニュースに裏付けされるように、モノを管理する面積を確保しようとすればコストがかさみます。

マンション、バブル超え 首都圏新築6260万円(日経新聞)

都内だと40㎡の賃貸で家賃10万円前後なので、1㎡増えるごとに約2500円の管理費が毎月かかる計算です。こんなサブスクだったら、持ち物を減らして毎月2500円、年間3万円の支出を削ろうと思うでしょう。

6)モノへのこだわりが出る

6つ目は、「モノへのこだわりが出る」ということ。

モノを減らしていくと、持ち物に対するこだわりが出ます。私自身あまりモノへの執着がないのですが、それでも少数精鋭、できるだけいいモノを持ちたいと考えるようになります。

ただただ高いモノやブランドモノを持てばいいということではありません。値段ではなく、用途を加味した上で選択をするようになる、ということ。

一つに絞るのですから、購入前にしっかり調べるようにもなります。行き当たりばったりでモノを購入することはほぼなくなりますね。

ついつい無駄な買い物をしてしまった、という後悔する機会すら消えてしまいます。

7)モノ持ちが良くなる

最後7つ目は、「モノ持ちが良くなる」ということ。

持ち物を減らすためには、必要なモノをあぶり出しその用途を満たしてくれるモノを徹底的に調べ購入するようになります。その結果、その持ち物への愛着が芽生え、モノ持ちがよくなる印象です。

そもそも購入時点で、長く使うことを前提に商品選びを行うため、自然と長く使えるモノが集まってくるのかもしれません。

年数を経れば経るほど味が出てくるモノは個人的に好みです。修理などで手を加えながら、モノを大事に長く使っていく感覚は、使い捨て消費社会の現代で明らかな違いを生み出します。

長々と話してきましたが、持ち物を減らせばモノが多かった頃には経験できない感覚が体験できます。

結論、いいことばかり。悪いところが思い当たりません。

  • たくさんの持ち物は必要ない
  • 部屋や生活が整理整頓される
  • 視覚的情報の負担を抑えられる
  • モノを探す時間を減らせる
  • モノを維持するコストは高いことに気づく
  • モノへのこだわりが出る
  • モノ持ちが良くなる

持ち物を減らす時は、最初の一歩がハードルになります。「これは将来使うかも」と捨てることに躊躇する持ち物は、5年先も使ってないというのが私の率直な感想。

他の人に譲れるモノは欲しい人に譲ってしまうことで、使ってくれる人の元に渡ります。

もし捨てた後に必要となれば、その時に購入すればいいのです。不確定な未来のために、高いサブスクを支払って時間を費やしストレスを溜め込む必要はないのではないか、と私は思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。

  • この記事を書いた人
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みむら たけし

土木屋/国家総合職・国家一般職・都庁・県庁の4公務員試験に合格/野球10年/サッカー好き/イギリス・スペインでサッカー観戦(マンU・バルサ・レアル)/カリフォルニア州にホームステイ/全国400店舗達成/“Stay hungry, stay foolish”/2021年3月からブログ運用中!!

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