「ズバッと的確な判断ができるようになりたい」
そんな思いを抱いたことはありませんか?
私自身、過去の職場で「判断」について悩んだ経験があります。
その職場は事故の初動対応をする部署で、事故発生時の初動スピードや判断力、的確な指示出しが求められました。
幾度も咄嗟の事故を経験をしてきましたが、なかなか思うように的確な判断ができなかったのです。
そんな私ですが、的確な判断をするにはどうすれば良いか、と自分なりに色々悩み試行錯誤した結果、1つの結論を導き出しました。ご紹介します。
判断回数を減らすと的確な判断が可能になる
結論から。
ズバッと的確な判断ができるようになりたいなら、
『判断回数を徹底的に減らすこと』
これが最も重要だと考えています。これに尽きます。
無駄な判断や些細な判断をできる限り取り除くこと。これこそが的確な判断をしていく上で重要なことです。
なぜなら、判断が多すぎると、ひとつに判断に費やせる十分な時間と労力を確保できなくなるからです。
十分な時間と労力を適切に配分できないと、的確な判断をするなど不可能。的確な判断をしたいのであれば、十分な時間と労力を投入する必要があります。
そのためには、時間と脳みそのキャパを奪う「無駄な判断」を極力減らすことが重要です。
判断回数を減らすために有効な手段は「持ち物を減らす」こと
判断回数を減らすために有効な手段、それは「持ち物を徹底的に減らすこと」でしょう。
以前の私は、カバンの中がごちゃごちゃしていたり、家にどれくらいのものがあるか全く把握していなかったりと、ガサツでした。
このため、探し物や掃除にかなりの時間を費やしてしまい、細かな判断回数が自然と増えていたのです。
そこで私は、徹底的に持ち物を減らすことにしました。
減らした、捨てたものは以下の持ち物。
- 洋服
- 靴
- 下着、靴下
- ふとん
- パジャマ
- タオル
- バッグ
- 本
- 紙の通帳
- クレジットカード
など。
「身につけるもの」と「電子化できるもの」は徹底的に削りました。
「身につけるもの」は、長く使えるお気に入りのもの1点に決め、その持ち物が故障したり劣化して使えなくなったら改めて買い替える。
「電子化できるもの」は、モノとして持つのではなく、スマホの中に格納してしまう。
上記のルールを決めてから、徹底的に持ち物を減らしていきました。
自分は関係ないと思う方へ
もしかすると「日常でそこまで判断してないから自分には関係ないかな。」と思う方もいるでしょう。
しかし、海外ではこんな研究結果が報告されています。
1日当たりの判断回数は35,000回にも。
文献を引用すると、
the average person makes an eye-popping 35,000 choices per day. Assuming that most people spend around seven hours per day sleeping and thus blissfully choice-free, that makes roughly 2,000 decisions per hour or one decision every two seconds.
How Many Decisions Do We Make Each Day?
です。
大人の場合だと
- 1日に35,000回
- 1時間に2,000回
の判断回数になるそうです。
つまり、起きている時間の2秒に1回は何かの決断をしているということ。
気づかないうちに人は多くの判断・決断をしているのです。その判断が知らぬ間にストレスや疲労につながっています。
これに加えて、持ち物の多さによって「探す」という時間(判断回数)が増えると、さらに疲労度は増します。
このため、的確な判断ができるようになりたいなら、判断回数を徹底的に減らすことが重要です。
そして、判断回数を減らすために有効な手段が、持ち物を徹底的に減らすことなのです。
まとめ|判断回数を減らす話
的確な判断をするためには、「判断回数を徹底的に減らすこと」が大切です。
判断回数を減らすひとつの方法の一つとして、「持ち物を減らすこと」をお伝えしました。
判断力を高めたいと考えている方の参考になれば嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。