「好きなことから逃げてない?」
いまの自分に投げかけたい問いです。
「嫌い」なことから逃げていた過去
小さい頃、「嫌いなことから逃げるな」と口すっぱく言われた記憶があります。
- 不得意なことから逃げるな
- 嫌いな食べ物を残すな
- 苦手な教科にも取り組みなさい
と、「嫌い」なことから逃げる姿勢は矯正されてきました。
事実、小さい頃の私は、「嫌い」なことをやりたくないという感情を持っていたので矯正は必要だったのかもしれません。
口すっぱい矯正のおかげで、嫌いなものや苦手なものがなくなりました。食べ物や人間関係、仕事内容まで、幅広く柔軟に対応できるようになったと思っています。これを良く言えば、トゲトゲしさがなくバランスが整っていると表現できるでしょうし、悪く言えば、特出すべき才能がないとも表現できるでしょう。
「嫌い」なことから逃げていた姿勢を克服してきた時間は、今思い返すとかけがえのない貴重な時間だったように思います。
「好き」なことから逃げている現在
好きから逃げるってどういうこと?と思う方もいると思います。自分が好きなことなんだから、逃げるってどういうこと?と。
- 好きなスポーツに没頭する
- 好きなゲームをしていると時間を忘れる
- 好きな映画は何本でも見れる
好きなことに対しては、逃げるどころかこちらから近づいていくものだと思いますよね。私も学生時代までは同じような考えを持っていました。
しかし、社会人になり多くの時間を拘束されるようになると、「好き=近づいていく」という方程式が崩れていきます。時間と体力、メンタルを消耗した状況の中では、自分から「好き」なことに近づいていくことができなくなっていくのです。
つまり、余裕がなくなると「好き」なことにすら時間を割く意欲が湧かなってしまう。この状況が次第に「好き」から自分を遠ざけ、逃げるような格好になっているのだと思います。
「好き」なことをやるにもエネルギーが必要です。100%あるエネルギーの70%を仕事で使い、20%を家事育児で使い、10%を余暇に使っていたら、「好き」なことに使えるエネルギーはありません。
これを踏まえると、多忙な今の普段の生活を正当化させるために、「好き」なことができていないことを言い訳の材料に使っているような気がします。
「好きなことができないほど、自分は忙しくて大変なんだ」と。
「好き」にもっと歩み寄っていきたい
私はもっと、自分の好きなことに蓋をせず、好きなことを思い切りやっていく人生を送りたいと思っています。今後の課題でもあり、目標です。
そもそも「好き」なことが何なのかわからない人もいるのではないでしょうか?
『好きなことは何ですか?』という小学校で聞かれるような質問に答えられない大人もいるはずです。瞬時に回答できますか?自分に問いてみて下さい。
これからの時代を予想するに、「好き」なことをしている人が輝く時代になると思っています。
大して好きでもない言われたことをただやる。これ、辞めませんか?
時間は有限です。
好きなことを全力で楽しむ人生の方が実りあるなって率直に思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。