日々の生活を送っていると、大きさの程度はありますが「悩み」が生まれます。
- 仕事の悩み
- 恋人の悩み
- 子育ての悩み
- 人間関係の悩み
などなど。悩みの内容は様々です。
そして、その悩みに対峙する方法も人によって様々です。
- 尾を引いて長く悩む人
- 一瞬悩んで切り替えられる人
- 悩みを思い出してイライラする人
悩みの内容や状況によっても悩みへの対処法は変わりますが、同じ悩みであっても人によってその処理の仕方は様々でしょう。
生活することは悩みに向き合うことで、悩みがあるということ=懸命に生活していること、だというのが私の考えなので、「悩みを持つこと=悪いこと」ではないと思っています。
ただ、常に湧き上がってくる悩みに一喜一憂し、その度に気持ちが動いていては疲れますよね。
悩みについて考え込んでしまった結果、自分の心を壊してしまっては元も子もありません。
そこで今回は、「悩み」に対峙する際に意識していることをメモしておきます。
メンタルは生ものなので、自分の心が落ち込んだ時にでも読み返すつもりです。
【解決策】悩みが「定数」か「変数」かを判別する
生活を送っていくうえ、悩みから逃れることはできません。という現実を定義したうえで、
悩みとうまく寄り添いながら、悩みと向き合う解決策として意識していることがあります。
それが、
その悩みが「定数」か「変数」かを判別すること
です。
私はこれを徹底して意識しており、
「定数」の悩みは瞬時に捨てて、「変数」の悩みに注力するよう日頃から心掛けています。
悩みが「定数」か「変数」ってどういうこと?
では、悩みが「定数」か「変数」ってどういうことなのでしょうか。
定数か変数かの判断基準は、自分の頑張り次第で変えられる悩みなのかどうか
ということです。
もう少し噛み砕くと、
- 「定数」の悩み:自分がいくら頑張っても変えられない悩み
- 「変数」の悩み:自分が頑張れば変えられる悩み
と分類できます。
「定数」の悩みとは?
「定数」の悩みは、いくら悩み続けても変えられない事象のことです。
いくら時間を割いても周りの環境や未来は何も変わらず、自らが疲弊するだけで終わってしまうことが多い悩み。
「定数」の悩みの特徴は、他者に関すること、が大半のような気がしています。
- 家族のこと
- 友達のこと
- 恋人のこと
- 会社の同僚や上司、部下のこと
他者に関する悩みのほとんどが、「定数」の悩みに該当します。
「変数」の悩みとは?
「変数」の悩みは、自分次第で変えられる事象のことです。
ある程度自分で手を動かしたり考えたりすると、変化が起こせる可能性がある悩み。
「変数」の悩みの特徴は、自分に関すること、の悩みが多い気がします。
「定数」と「変数」を判別するために重要なこと
定数と変数の悩みを判別するためには、重要な考え方を押さえておく必要があります。
それは、「他者は変えられない」という事実を自分の中に落とし込むこと、です。
「定数」の悩みが、他者に関することに多く該当すると主張している理由がここにあります。
- なぜこの人は、自分の言う通りに動いてくれないんだろう
- なぜこの人は、自分の頑張りを認めてくれないんだろう
- なぜこの人は、自分のことを嫌っているんだろう
これらの悩みは他者に依存する、「定数」の悩みです。繰り返しになりますが、「定数」の悩みは自分の労力や時間を費やしたところで変えられないのがほとんど。
だからこそ私は、「定数」の悩みだと判断したら一瞬で考える対象から切り捨てるようにしています。考えてもコスパが悪く、無駄だと考えているからです。
「定数」の悩みは絶対に変えられないのか?
とは言っても、生活の中で発生する多くが、「定数」の悩みである人も多いのではないでしょうか。ただただコスパのことだけ考えて、「定数」の悩みを切り捨てることに疑問を持つ方もいるでしょう。
では、「定数」の悩みは絶対に変えられないのでしょうか?「定数」の悩みを悩んじゃダメなのでしょうか?
結論、「変えられないことはないが、膨大な時間と労力を投入した教育が必要になる」というのが私の考えです。加えて、膨大な時間と労力を投入しても、結果が100%伴うかわからない点も押さえておくべきでしょう。
例えば、小・中学校の義務教育9年間を同じように送ってきたからといって、定着量や理解量は人によって大きなひらきが生じます。親子や兄弟の関係でも、まったく同じような人間が思い通りに生成されるわけではないですよね。
このように、もし「定数」の悩みに足を踏み入れるなら、それ相応の覚悟が必要になります。
その覚悟を持って「定数」の悩みに時間を費やすのは個人の自由です。そこに異議を唱えるつもりはありません。
ただ、自分の思う通りになるか不明な未来に時間や労力を費やすことができない人は、「定数」の悩みに時間を費やすのはやめた方がいいと思っています。私もその一人なので。
「定数」と「変数」の悩みを見極め、「変数」の悩みに注力しよう!
今回は、悩みについて考えてきました。
悩みは「定数」と「変数」の2種類が存在し、今抱えている悩みが「定数」なのか「変数」なのかを判断し、取捨選択することが重要です。
生活している以上悩みは尽きません。悩みを排除するのではなく、悩みと上手く付き合いながら生活していくのが私にはあっていました。
ストレスフルの社会で生きていくためにも、悩むことを楽しんで、できれば未来を変えられる「変数」の悩みに力を入れていきたい、そう思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。
《注》ここで書かれている内容は、あくまで個人見解であり、東京都の見解ではありません