魅了されるもの。
世の中にはさまざまな価値観が渦巻いています。十人十色、何に魅了されるさは千差万別です。
皆さんはどのようなものに惹かれ、惚れ込みやすいでしょうか?
その感覚は、直感的なものかもしれませんし、論理的なものかもしれません。姿形を認識できるものかもしれませんし、目には見えないものかもしれません。
自分自身の価値観を整理しておくためにも、今回はそんな「魅了されるもの」について書き記したいと思います。
私を惚れさせる2つのもの【知性・世界観】
私が魅了し、惚れてしまうもの。
それが、
- 知性
- 世界観
この2つです。
この「知性」と「世界観」は姿形を確認できるものではありません。どちらかといえば、直感的な感覚で、目には見えないものです。
なぜだか理由はわかりませんが、目に見えてハッキリと認識できるものや姿形のあるものにはあまり惹かれることがありません。
目に映ったものは、瞬間的に惹かれたり興奮したりすることはありますが、その熱は急速に冷えて常温と化してしまいます。
理由のひとつに、姿形をかたどったものは現実世界の中に存在するもの、として認識されるため、それ以上でもそれ以下でもないからなのかもしれません。
「現実」という仮想ゲームの世界で楽しむ感覚の中では、現実に存在する物体が魅力的に見えたとしても、あくまで仮想ゲームの中の物体のひとつだと認識されてしまうためなのかもしれません。
その一方で、物体として存在しない「知性」と「世界観」は、捉え方次第で七変化し想像を深くまで掻き立ててきます。
掻き立てられた想像はどこまででも広がりをみせ、思う存分楽しませてくれるのです。
どんな「知性」に惚れるか?
では、どんな「知性」に惚れるのか、今までの経験をもとに考えてみました。
魅了される「知性」はこんな感じ。
- 細かいところに気がつく知性
- 整理整頓が美しいと感じる知性
- 現実を受け入れるキャパを持った知性
細かいところに気がつく知性
細かいところに気がつく能力は、魅力のひとつ。人が気づかずに、思いも寄らない、そんな細かさって魅力的で惚れてしまいます。
「そんな視点があったか!」と唸らせる知性は、誰もが備え持つものではありません。
私自身がまったく細かいことに気づかない鈍感さを持っているため、一層魅力に感じます。
整理整頓が美しいと感じる知性
整理整頓によって整った環境が美しいと感じる能力は、魅力のひとつ。乱雑な状況を悪しと感じ、綺麗に整った状況を良しと感じる知性には惚れてしまいます。
表面上の綺麗好きは多いような気がしますが、根っこからの綺麗好きは少ないように感じます。
私自身は整理整頓がまったくの苦手で、ついついいつの間にか身の回りが散らかってしまいます。だからこそ、整理整頓された状況を美しいと感じる能力は羨ましい限りです。
現実を受け入れるキャパを持った知性
現実を受け入れるキャパを持った能力は、魅力のひとつ。ツラいことに正面から向き合う姿勢に惚れちゃいます。
歯食いしばって、這いつくばって、それでも現実を受け入れて進み続ける人が好きなのかもしれません。応援したくなります。
どんな「世界観」に惚れるか?
次に「世界観」についても、今までの経験をもとに考えてみます。
魅了される「世界観」はこんな感じ。
- 自分が持っていないスピードの中で生きている世界観
- 良くなる未来を想像させてくれる世界観
- 変だと思う世界観
自分が持っていないスピードの中で生きている世界観
自分が持っていないスピード感で生きる世界観は、魅力的です。このスピードでしか生きることを知らなかった私に、違う世界を見せてくれます。
「速く、効率的に」と先を急ぎがちな中で、さらなる加速やカメさんのようなスローさを知ると、別世界を見るようで面白く感じます。
生きるスピードの違いによる幅の広がりは、私に新たな世界観を提供してくれます。
良くなる未来を想像させてくれる世界観
良くなる未来を想像させてくれる世界観は、魅力的です。良い未来が描きにくい現代において、良くなる可能性を想像させてくれる世界観には惚れてしまいます。
揚げ足を取ったり、でる杭を打ったりする世界観は簡単に創造できますが、未来に期待を抱かせる世界観は容易ではありません。
もし期待させてくれる世界観が目の前に広がっていれば、あと先考えずその世界観に飛び込むはずです。
変だと思う世界観
自分自身が変だと思う世界観は、その人自身にとって魅力的なものです。「変」とは、自分の想定外の範囲に位置する世界で、これまでの経験の外にある世界観ともいえます。
「見たことのない世界を見てみたい!」という欲求は、好奇心に直結しさらなる人生の深みを与えてくれると思っています。
食わず嫌い出になるのではなく、「変」だと感じる世界観をたくさん取り込んで成長を加速させていきたい。だからこそ、変だと思う世界観に惚れてしまいます。
最後に。
今回は、私が魅了され惚れてしまうものについて述べてきました。
惹かれたり、惚れたりする感情は人それぞれ。模範解答なんてないと思っています。私は、「知性」と「世界観」に魅力を感じます。
皆さんはどんなものに魅力を感じますか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。