2022年を迎え、都知事から職員に向けた新年のあいさつがありました。
東京都のホームページからあいさつの内容を読むことができます。
興味のある方は一読ください。
東京都ホームページ「令和4年 知事の新年あいさつ」
今回は、都知事のあいさつを読んで私なりに考えをまとめてみました。ご参考までにどうぞ。
キーワードは「光」。光の如く、ハイスピードで突き進み1年を駆け抜ける。
2022年の東京をどのような年にしていくか。
テーマは、『「光」をキーワードに未来を切り拓く』です。
「光陰矢の如し」目紛しく変化する時代の中で国際競争に参加し、勝ち残っていかなくてはいけません。そのためには、日本だけでなく世界の流れやニーズを敏感に汲み取り、スピード感を持って突き進む必要があります。
現状維持を貫くのではなく、常に考えてトライし失敗してまた考える。そのサイクルを高速でまわし、光の如くハイスピードで1年を駆け抜ける気概を持つべきでしょう。
キーワードの「光」から見えた都政が向かう3つの方向
2022年は「光」をキーワードにして課題解決に取り組んでいきます。その「光」に焦点を絞ると、今後の都政の方向性が見えました。その内容は以下の3つです。
- 脱炭素の鍵を握る太陽光発電
- 爆速で進めるDX
- 少子高齢化を乗り越えるために未来を担う「人」に光を当てる人材育成
脱炭素の流れは世界で加熱していますが日本ではそれほどまでの熱を感じません。もちろん国をあげて環境省や東京都でも環境局が脱炭素に向けた取り組みをしています。新聞やニュースでよく目にするようにはなりましたが、一般生活の中にクリーンエネルギーへの意識が組み込まれるのは随分と遠い未来のような気がします。関心の低さが懸念材料です。
デジタルトランスフォーメーションはコロナ禍でよく耳にするようになりました。各企業がDXへの取り組みを行なっており、デジタル技術との融合による変革が急務となっています。これからの日本は人口減の一途を辿ります。少子化にも歯止めがかかりません。すべての仕事を人で賄う時代は終焉を迎えました。
すべての仕事を人だけで完結するパワープレーの時代は終焉を迎えましたが、とはいっても人の力は大きな財産です。世界と圧倒的に渡り合える人材を育成していくためにも、バラエティに富んだ教育方法を採用していくことが求められているのではないでしょうか。型だけにはまった人材育成は古臭さの象徴です。
その他の2つのキーワード
キーワードの「光」以外からその他のキーワードを掘り出してみました。
その内容が以下の2つ。
- 国際都市東京
- デジタル技術
コロナ前までは、国際都市東京の職員として見聞を広めるため世界を訪れる取り組みが積極的に行われていました。コロナ禍で縮小されていた国際都市への職員派遣を再開するそうです。言語はもちろん、各国に根ざす習慣や文化、宗教を受け入れ「違い」を尊重できる人材が求めれています。
デジタル技術は人の生活を一変させました。2022年1月3日には、Apple社の株式時価総額が3兆ドル(約340兆円)を超え、Appleたった1社で約734兆円の東証1部時価総額の46%を占めるまでとなりました。初代のiPhoneは2007年に発表されたので10数年の間にここまで大きく成長したのです。今後もデジタル技術の成長は鈍化するどころか上昇し続けることが予想されます。このため、デジタルに特化した専門家が求められています。
都知事の新年あいさつからヒントを得よう
2022年の新年のあいさつを読むことで、今後の都政の方向性をつかむことができるのではないでしょうか。東京に住む人、都内の会社に勤める人、勤めている会社の本社が東京にある人、東京で会社を経営している人など、都政の影響は多岐に渡ります。
また、公務員を目指している人にとっては、公務員試験を勝ち抜くヒントになるかもしれません。私自身も、公務員試験勉強をしていた時は自治体のホームページを見て情報を得ていました。
新聞やニュース、ホームページなどの情報は大きな変化を与えるわけではありません。ただ、日頃から目を通しておくことでふとしたときに役に立つかもしれません。
そんなヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。